Talkboxとは?
Talkbox(トークボックス)とは、元々ギターの音をTalkboxからビニール製のチューブを経由して口へ出力し、口の形を色々変化させることでギターの音にワウの様な効果を加えるための古くからあるエフェクターです。ギターでのTalkboxの音色は、Bon JoviのLivin' On A Prayerのイントロで聴いたことがあるかと思います。
Talkboxの発売当時は、Talkboxとは呼ばずボイス・ボックス、トーキング・モジュレータ、マウス・チューブ、マウス・ワウなど様々な呼び方をしていましたが、ファンクでのTalkboxプレイの生みの親とも言える今は亡きZAPP(ザップ)のRoger Troutman(ロジャー・トラウトマン)がTalkboxと言う呼び方を好んで使用していたため広まって行ったと言われています。
Talkboxの最初の製品は、1969年に発売されたKustom Electronics社のThe Bagと言われています。まるで袋に入れた水筒の様なデザインですが、これを切っ掛けにJim Dunlop社やElectro Harmonix社など様々なメーカーがTalkboxの製造を開始しました。
Kustom Electronics社のThe Bag
ファンクではTalkboxer
このサイトでは、ファンク、R&B、Hip Hop等でプレイするTalkboxer(トークボクサー/Talkboxをプレイする人)にフォーカスしています。ファンク、R&B、Hip Hop等でプレイされるTalkboxは、ギターによるエフェクト的な音色とは異なり、正に歌を歌っているかの様な独得な音です。